日本酒をご自宅で飲みながら、もっと美味しいお酒に出会いたいと思ったこともあるのではないでしょうか。日本酒はそれぞれに個性がありますが、ご自身にとって至高のお酒を見つけ出したいと考える方も多いでしょう。
同じ日本酒でも酒器によって味わいに違いが生まれることをご存じでしょうか。エテナの錫製の酒器は、日本酒の味わいを大きく変化させ、きっと至福の家飲み時間をもたらしてくれます。日本酒にこだわる大切な時間を1ランクどころか2ランクアップさせられるのがエテナの力です。
ここでは日本酒の酒器としてエテナのぐい呑みについて取り上げました。日本酒のタイプによる違いやエテナとの相性についてもわかりやすく解説しますのでご参考になれば幸いです。
錫という金属の特徴
日本酒を堪能する酒器として錫製品が優れているのは、他の素材には特性を兼ね備えている金属だからです。エテナに用いている錫という金属の特徴として挙げられるのが以下の3点です。
温度をダイレクトに伝えてくれる
錫は熱伝導率が高い金属素材なのが特徴です。
錫製の酒器に日本酒を注ぐと錫器にすぐに温度が伝わっていきます。お酒を口に運ぶときには酒器の温度も同じになっていて、唇を通してダイレクトに温度を感じ取れるでしょう。
日本酒は数度の温度の違いによって表情が変わります。冷酒、冷や、ぬる燗、熱燗、飛び切り燗などのさまざまな飲み方が昔から楽しまれてきました。
錫製の酒器で飲むことでお酒の変化を肌から感じ取れるようになります。
触れたものを浄化する力を秘めている
錫は古代から浄化作用がある金属として知られてきた歴史を持っています。日本や中国などのアジア圏では錫を大切な金属として活用してきました。
井戸水を浄化するために錫を入れておくという文化もあったことが知られていて、錫には触れたものを浄化する力があると言われています。
日本では皇室でも酒器の素材として錫が用いられてきました。元旦に飲むお神酒には錫製の酒器が使われるのが伝統になっています。
世界的にデトックスが重視され、健康を志向する傾向が強まっています。錫はまさにデトックスのための素材です。体に良いものを取り入れていきたい方にとってうってつけなのが錫だと言えるでしょう。
重厚感と輝きを兼ね備えている
エテナの製品を見ていただくと美しい輝きを持っているのがわかるでしょう。錫は金属光沢を持っていて、鏡面仕上げによる表面加工をすれば輝かしい姿になります。
錫は軟らかい性質を持っているため、鏡面加工をするのが難しいという問題がありました。しかし、弊社の特許技術によって生み出したエテナは加工しやすく、光沢の美しさを引き出すことができます。
錫は重量のある金属なので、手に取ってみると金や銀のようにしっかりとした重さを感じられます。重厚感と輝きを兼ね備え、確かな存在感があるのがエテナの特徴です。
高級感のある酒器で日本酒を飲むと、より一層の幸福感を得られるでしょう。
「ぐい呑み」という酒器の特徴
日本酒を飲むときにはいろいろな酒器が用いられています。升や盃、お猪口などと並んで有名なのがぐい吞みです。
ぐい吞みは酒器としてどのような特徴があるのでしょうか。
ぐいっと呑むから「ぐい吞み」
ぐい吞みは「ぐいっと呑む」というイメージから付けられた名前だと言われています。
お猪口もぐいっと呑むような感じが人もいるかもしれません。ぐい吞みとお猪口の違いは大きさで、ぐい吞みはお猪口よりも大きめになっています。広口で深めのデザインになっているので、お猪口よりもたくさんお酒が入ります。
お猪口はほんの一口しか日本酒が入りませんが、お猪口はお酒に弱い人だと十分に満足できる量かもしれません。大きさについての明確は定義はないものの、ぐいぐい飲める量が入るくらいの容積があるのがぐい吞みです。
カジュアルで家飲みにうってつけ
「ぐいぐい飲む」くらいの大きさがあることからもイメージできるように、ぐい吞みは家飲みにうってつけの酒器です。昔から普段使いに用いられてきている酒器で、升や盃と違ってカジュアルシーンに適しています。家飲みに使う酒器を探したいと思っているならぐい吞みをまず検討するのがおすすめです。
ぐい吞みは日本酒が好きでたくさん飲みたいという人に特に向いています。ぐいっと呑んで楽しみたい方にはぜひおすすめしたいのがぐい吞みです。もちろん少しだけ注ぐこともできますので、酒器の特性も考えて選んでいただくのが良いでしょう。
錫製の酒器のメリット
錫の特性を踏まえると錫製の酒器を選ぶのにはどのような魅力があるのでしょうか。
錫製の酒器を手に入れると家飲みがより良いひと時になります。どんなメリットが生まれるのかを説明しますので、ぜひイメージを膨らませてみてください。
日本酒を五感で楽しめる
錫製の酒器は日本酒を五感で楽しめるようにしてくれます。特に錫器の貢献が大きいのは触感です。
温度をはっきりと指先でも唇でも感じ取ることができるため、温度による日本酒のおいしさの違いを楽しめます。肌で感じるかどうかによって美味しさにも大きな違いがうまれるので、より美味しい日本酒を追求できます。
錫製の酒器は特に冷酒に向いています。酒器にお酒を注ぐと、全く同じひんやりとした心地よさを指先から感じ取れるでしょう。
口に運ぶと唇からも伝わってきて、日本酒の美味しさをさらに強く感じられます。
日本酒のグレードが上がる
日本酒のグレードを上げることを通して、家飲みのグレードを引き上げられるのも錫製の酒器のメリットです。
日本酒の味わいを変化させることは錫器で飲まれている方がよく口コミでも話題にしています。日本酒を錫製の酒器に注ぐと雑味がなくなってすっきりと飲みやすくなるというのがよく言われていることです。ワンランク上のお酒になったという口コミも多くなっています。
美味しいお酒がさらにグレードアップすれば、家飲み時間が至福の時間になるでしょう。今までとは違うひと時を作り上げることができるのが錫器です。
錫製酒器の注意点
錫製品を取り扱うときには注意点があります。丁寧に扱ってあげないと台無しになることがあるので気を付けましょう。
至福のときをずっと手に入れられるようにするためにも、基本的なポイントを押さえておくのが大切です。
お手入れを欠かさないこと
錫製の酒器は日々のお手入れを欠かさないことが何よりも大切です。
お酒を飲み終わったらきれいに洗って乾かしましょう。中性洗剤を使って柔らかいスポンジで洗うだけで大丈夫です。水分を拭き取って干しておけばまた明日も家飲みで活躍してくれます。
傷を付けないようにすること
錫は軟らかい金属なので傷が付きやすい点に注意しましょう。
ステンレスの食器や陶磁器などとぶつけたときに傷が付いて目立ってしまうことがあります。汚れが気になったときにもステンレスタワシなどで擦るのは厳禁です。
クレンザーに使用されている荒い研磨材は錫製の酒器を傷付けてしまいます。しかし、歯磨き粉に用いられている細かい研磨材なら大丈夫です。
汚れが目立ったときには練り歯磨き粉を使ってこすり落としましょう。
この他にも錫製品のお手入れでは気を付けた方が良いポイントがあります。以下の記事では詳細をまとめていますので、特に汚れや傷が気になるときにはぜひご参照ください。
日本酒の4タイプ分類とそれぞれに合う酒器
日本酒には個性があってどれも同じとは言えません。ただ、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)では消費者にとってわかりやすいように日本酒を4タイプに分類しています。
ここではそれぞれのタイプの特徴と、魅力を引き出すための酒器の選び方を紹介します。
爽酒(そうしゅ)
爽酒は香りが穏やかで味わいが淡く、さわやかで淡麗な仕上がりになっている日本酒です。「辛口」「ドライ」という表現をあてはめられることも多く、すっきりとしていてキレが良いことから食中酒にも晩酌にも適しています。
本醸造酒、普通酒、特別本醸造酒などが多いですが、造りによる違いが大きいので一概には言えません。
爽酒の端麗辛口の飲み口を生かすにはきっちりと冷やすのが効果的です。冷えたお酒をさっと飲むのが美味しく飲むコツなので、飲み切りサイズのぐい吞みやお猪口が酒器として最適です。
錫ならお酒の温度を上げてしまうこともないため、爽酒の本質を引き出せるでしょう。
薫酒(くんしゅ)
薫酒は華やかな香りが立つのが特徴的な日本酒です。「フルーティー」と表現され、リンゴやナシ、バナナやパイナップルなどの果物を思わせる芳香が漂っています。
純米大吟醸酒や純米吟醸酒、吟醸酒に多いタイプで、甘い吟醸香が高級感を引き出します。
薫酒には香り高さを生かせる酒器が適しているので口が広がっているシャンパングラスが良いでしょう。ショットグラスも香りを生かしやすいのでおすすめです。
醇酒(じゅんしゅ)
醇酒は米の旨味が生きていて味が濃く、香りも落ち着いているタイプの日本酒です。「濃醇」という表現が当てはめられることが多く、米に由来するふくよかさとコクのあるしっかりとした味わいが特徴です。
純米酒や特別純米酒が典型的ですが、普通酒にもしばしば見受けられます。
醇酒の酒器には盃が適していると言われています。盃は香りよりも味を重視して楽しめるのが特徴の酒器だからです。
ただ、香りをもう少し閉じ込めたいならぐい吞みやお猪口、わずかな香味も楽しみたいならワイングラスも良いでしょう。醇酒は酒器によって表情を大きく変えるので比較してみるのがおすすめです。
熟酒(じゅくしゅ)
熟酒は熟成酒や古酒に多いタイプの日本酒で、独特の香りがはっきりと立ち上り、味もどっしりとしているのが一般的な特徴です。味わいも香味も複雑で個性も強く、重厚さとトロっとした飲み口を持っています。
色も透明ではなく、黄色から褐色になっていて見た目も楽しませてくれるでしょう。
熟酒の酒器にはワイングラスが人気です。口がすぼまっている酒器は香りを閉じ込めてくれるので、熟成された趣のある香りをしっかりと楽しめます。
独特の香りが苦手な方にはぐい吞みやショットグラスで香りが逃げるようにするのもおすすめです。
3パターンあるエテナのぐい呑
エテナで日本酒に合う酒器としてぐい吞みを用意しています。ぐい吞みは日本酒の中でも人気が高い爽酒に合うのが特徴で、すっきりとした飲み口にこだわりがある方には特にエテナのぐい吞みがおすすめです。
薫酒、醇酒、熟酒もエテナぐい吞みで飲んでいただくと、錫の力を受けてきっと家飲みのグレードアップになります。
エテナのぐい吞みには3種類あります。ここでは簡単にそれぞれの特徴を紹介しますので、ご自身に合うぐい吞みがどれかをぜひご検討ください。
ぐい呑み(ヘラ絞り加工)
ヘラ絞り加工を施したぐい吞みは手触りの良さが特徴的です。手に馴染むのがヘラ絞り加工の魅力で、ついついぐい吞みを手に取ってお酒を口に運びたくなるでしょう。
お酒を一緒に楽しめる友人が訪問してきたときに、おもてなし用に使うのにも向いているぐい吞みです。
ぐい呑み(ダイヤカット加工)
ダイヤカット加工のぐい吞みは美しさが魅力の逸品です。視覚を重視して家飲みのグレードアップをしたい方におすすめです。
手に取ってじっと眺めていると心もきっと浄化されていきます。楽しいひと時を通して心も洗い流したいという方はぜひお選びください。
八角ぐい呑み
八角ぐい吞みは弊社の独特のデザインで、手にしっくりと馴染むおすすめの商品です。口に運んだときに唇から受ける感覚も丸いぐい吞みとは違います。
他の酒器とは異なる五感を生かしたお酒の楽しみ方ができるのが魅力です。他のぐい吞みと気分に応じて使い分けていただくとより一層、家飲みを豊かなひとときにできるでしょう。