長州酒造様「天美 純米吟醸うすにごり生原酒」通称『桃天』に合うおつまみはどれなのか、合わせて食べていきます。
前回のしょっぱい編に続き、甘い編で合わせていきます!
前回の記事はこちら☞桃天に合うつまみ対決~しょっぱい編~
天美「桃天」
天美の2月~3月の季節限定酒で、春限定。
うす桃色のラベルがとても春らしく、「桃天」と呼ばれることにも納得です。
長州酒造様の商品ページによると、「豊かな風味、にごりの仄かな甘味、透明感のある酸、アクセントを添える微かな苦味とガス感」とのことで、生酒のフレッシュさ、純米吟醸酒の香り高さを感じます。
ラベル情報
原材料名 | 米(国産)、米麹(国産米) |
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精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 15度 |
内容量 | 720ml |
保存方法 | 冷蔵庫に保存 |
製造者 | 長州酒造株式会社 山口県下関市菊川町吉賀72 |
杜氏 | 藤岡美樹 |
長州酒造様の商品詳細ページによると、お米は山田錦を使っているようです。
杜氏さんのお名前がラベルに載っている日本酒を飲むのは初めてです。
とてもこだわりを感じます。
酒造のこだわり
徹底した温度管理で品質管理を行っていて、明治4年から続く酒蔵を事業継承なさって現在の蔵を作ったそうです。
機械などの臭いがしないように消毒・洗浄を繰り返し、より美味しい日本酒をつくろうと、たくさんの工夫をなさっています。
詳しくは長州酒造様公式サイトをご覧ください。
実際に飲んでみて
生原酒の微炭酸なため、栓を開ける際の「プシュワ~」という音がなんとも心地よいです。
開けたそばから広がる甘い日本酒の香り。
炭酸が弾けるためか香りも弾けてふわっと広がり、普段日本酒を飲まない同僚からも「とっても良い匂いがする」と好評でした。
甘味が強く香りもとてもよく、アルコールの嫌な味が全くせず、とても美味しくすいすい飲めてしまいます。
冷蔵庫から出したては、とにかく炭酸のしゅわしゅわする感じに甘さが合わさってとても美味しく、少し室温に上がってきたらバナナのような味や香りがしてきて、時間経過による味の変化もとても面白く最後まで美味しさを楽しむことができるお酒です。
一緒に合わせた甘いもの
今回桃天に合わせるのは、
- りんご
- 桜餅
- 草餅
です。
以前作った、日本酒カステラで吟醸系のお酒が甘いものに合うことが分かったので、このラインナップにしてみました。
りんご
桃天のフレッシュな味とりんごのジューシーな果汁がとても合ってとっても美味しいです。
後味も、桃天の甘味がより際立って、りんごの酸味・甘味との相性がよく、とっても美味しい組み合わせでした。
桜餅・草餅
春といえば「桜餅」というくらい、私は桜餅が好きです。
桜の葉の苦味と塩味、あんこの甘味がマッチして毎年桜餅が販売され始めるのが本当に楽しみです。
さて、桃天とは合いますでしょうか?
合わせてみた感じ、あんことの相性はとても良いのですが、後味に塩漬けの葉の苦味だけが残ってしまって、それぞれ別々で食べた方が美味しいなと感じました。
草餅の方を食べた同僚からは「控え目な苦味と桃天の甘味が合う。あんこの甘さもくどくなりすぎず、とても美味しい」と好評でした。
今回の優勝は「りんご」
桃天のフルーツを感じるような甘さに、そもそもフルーツのりんごがとても合います。
桃天は冷蔵庫から出したてのキンキンに冷たいしゅわしゅわしたのも美味しいのですが、少し室温に戻ってきた桃天はバナナのような濃い甘味・香りを感じ、これもまた美味しかったです。
温度の変化もゆったりと楽しめるお酒です。
冷蔵庫から出したての冷たい桃天にも、室温に戻ってきた桃天にも合ったので、優勝はりんごにします。
前編はこちら☞桃天に合うつまみ対決!~しょっぱい編~
春の桃天、エテナでお楽しみいただけましたら幸いです