適量とは「純アルコールで約20g」とされています。
お酒の強さは%で表されることが多いですが、だいたいなにをどれくらいで20gになるのか?
また計算方法についてもご紹介します。
日本酒なら一合
表は100mlに含まれるアルコール量をグラムで表したものです。
しかしお酒の強さは「%」で表現されることが多いですよね?
純アルコール量をグラムで知りたいときにはどうしたらいいのでしょうか。
お酒の量 × アルコール度数/100 ×0.8(アルコールの比重)= 純アルコール量
強さを「%」で表示しているお酒も、計算式で算出できます。
アルコール度数15%の日本酒を一合(=180ml)飲むとすると、
180(ml)×15/100(15%)×0.8(アルコールの比重)=21.6(g)となります。
つまり20gに相当する量は、
日本酒なら一合、ビールならロング缶(500ml)1本、ワインなら2杯などです。
それぞれの銘柄などでアルコール度数は変わってきますので、それぞれどれくらいが適量なのか困ったら上記計算式に当てはめてみてください。
2日酔いや悪酔いを防ぐために
二日酔いはできることなら防ぎたいです。
少しの工夫で防ぐことができますのでぜひ取り入れてみてください。
なにか食べてから
空っぽの胃にいきなりアルコールを入れるとあっという間にアルコールが吸収されてしまい、悪酔いの原因になってしまいます。
また、胃壁を守るものがないため、強いお酒は胃の粘膜に直接ダメージを与えてしまうので、すきっ腹は避けましょう。
ゆっくり
いわゆる「一気飲み」などスピードを付けて飲むことは、血中アルコール濃度を跳ね上げて急性アルコール中毒になって搬送されてしまったりと、楽しいはずのお酒なのに悲しいことになりかねません。
自分のペースで、ゆっくりとお酒の味を楽しみましょう。
肝臓も週休2日
毎日働いてると疲れがたまってくるものです。
それは肝臓をはじめとする内臓も同じで、休みなく働いていたら負担になりすぎてしまいます。
週に二日程度、内臓もお休みさせてあげませんか?
強いお酒は薄めて
アルコール度数の高いお酒は胃腸への刺激が強いうえに血中アルコール濃度が早く上がるので酔いが回りやすく、肝臓への負担も高まります。
水や炭酸などで薄めてゆっくり楽しみましょう。チェイサー(水)を忘れずに。
水分補給を忘れずに
アルコールには利尿作用があることはご存知の方も多くいらっしゃると思います。
ゆっくり気を付けて飲んでいても、知らず知らずのうちに水分が体から抜けて行って結果的に血中アルコール濃度が高くなってしまい二日酔い……なんてことにもなりかねません。
一日20gを意識しながら水分補給も意識的に行っていきましょう。
二日酔いになってしまったら
二日酔いになったら「シジミの味噌汁を飲もう!」と思われる方も多くいらっしゃるかと思います。
シジミに含まれるオルニチンという成分が二日酔いに効くということは有名な話ですよね。
しかし、実はオルニチンの含まれている量だけで比べるならきのこの方が高いのです。
「ブナシメジ」や「ブナピー」が最適
オルニチンを多く含む食材といえば「シジミ」ですが、なんときのこにはシジミの5~7倍ものオルニチンが含まれています。
シジミ100gあたりのオルニチン含有量は20㎎なのに対して、ブナシメジやブナピーで約100㎎も含まれています。
二日酔いの際にはきのこを召し上がることがおすすめです。
末永く楽しくお酒と付き合いましょう
一日の摂取目安量を参考に、肝臓も週休二日で休肝日をつくって水分補給を忘れずに。
美味しいお酒をこれからも楽しめるよう、健康を意識してお酒を楽しんでいきましょう。